「資産形成を始めたいけど、リスクはなるべく抑えたい。」
資産形成ビギナーの方ならだれでもそう思うのではないでしょうか。
今回はリスクを抑えて資産形成を行うための3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:長期で行うこと
リスクを抑えるためには「長期で行うこと」を念頭にスタートしましょう。
長期で行うことによって複利の効果を得られることが最大のメリットです。
複利とは、元本についた利子にさらに利子がつくことを言います。
例えば100万円を年利2%で1年間運用すると、1年後は102万円になります。
2万円の利子がついた状態でもう1年運用すると、次の年につく利子は2万円ではなく2万400円になります。
利子に利子がつくとはこういうことです。
1年・2年という短期間で見ると複利の効果を感じづらいですが、これが10年・20年・30年となるとどうでしょうか。
先ほどと同じ100万円を年利2%で運用した場合の単利と複利の差を見てみましょう。
単利 | 複利 | 差額 | |
10年 | 1,200,000円 | 1,218,994円 | 18,994円 |
20年 | 1,400,000円 | 1,485,947円 | 85,947円 |
30年 | 1,600,000円 | 1,811,362円 | 211,362円 |
このように時間をかければかけるほど、複利の効果は大きくなっていきます。
複利の効果で効率的に資産を育てることも可能です。
更に長期で行うことによって経済の波を吸収しリスクを抑えることもできます。
資産形成を始める時は短期的に考えるのではなく長期的な視点でまずはスタートしてみましょう。
ポイント2:積立で資産形成をする
2つ目のポイントは「積立」です。
積立とは、一定の金額を定期的に資産運用に回すことを言います。
例えば100万円の資金を一気に運用に回すのではなく、毎月1万円・2万円を運用に回していく形です。
コツコツと積み重ねる形をとることで、もし経済が低迷してもその局面を有利に働かせることができます。
毎月1万円を積み立てたとしましょう。スタート時が1口100円だったとすると、1万円で100口買える計算になります。
これが下落し1口80円になったとします。この場合、購入できる口数は125口になり、手元にある資産の量は結果として増やすことができるのです。
価格が下落すると「損をしてしまう」と感じるかもしれません。
ですがそうではなく、下落すると同じ積立額で多く購入することが可能となり、結果として下落の局面も有利に働かせることが可能になります。
これは積立だからこそ得られる大きなメリットです。
なおかつ少額から始めることができるため、スタートのハードルも下がります。
長期の資産形成を続けるうえでも積立での資産形成は大きな味方になってくれます。
ポイント3:分散投資
最後のポイントは「分散」です。
資産形成の世界には「卵をひとつのカゴにいれるな」という言葉があります。
たくさんの卵を持っていても一つのカゴに入れていたらどうでしょうか。
もしそのカゴを落としてしまったら、たくさんの卵がすべて割れてしまいます。
しかし卵を少しずつ複数のカゴに分けていれば、ひとつのカゴを落としてしまっても他のカゴに入っている卵を割らずに済みますよね。
資産形成においてもこの考え方は通用します。
一か所だけに集中させてしまうと、その価値が下がってしまったときに大きなダメージを受けてしまいます。
しかし分散させておけば、一か所が下落しても他のところに分散させておいた資産でそのダメージをカバーすることが可能です。
経済はシーソーのようになっています。一方の価値が下がれば一方の価値は上がる、という局面が多くあります。
どちらに振れても大丈夫なように、資産形成は分散を意識して行うようにしましょう。
そうすることでどんな局面でもリスクを抑えて安定した資産形成が可能となります。
まとめ
今回は資産形成のリスクを抑える3つのポイントについてご紹介しました。
「長期」「積立」「分散」のポイントをおさえて、安心して資産形成をスタートしましょう。
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