【考えよう危機管理】どうして台風は秋に多い?台風発生の特徴と対策を考える

9月は台風シーズン。

台風災害が多発するこの時期は自然災害に対する警戒心も高まります。

でもどうして台風は秋に多いのでしょうか?

そして台風への備えはどのように行えば良いのでしょう?

 

今回は台風が秋に多い理由と、今からでもできる台風対策について見ていきたいと思います。

 

1年のうちで台風はいつ・どのくらい発生している?

台風の話をよく耳にするようになるのは8月頃から。

なので台風は夏~秋にかけて発生するものというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実は台風は年中発生しているのです。

2011年から2020年までの月ごとの台風発生数を見てみましょう。

参照:気象庁「台風の発生数[協定世界時基準](2020年までの確定値)」より作成

こうしてみると、1年中台風が発生しているのがわかります。

その中でも7~9月が台風発生数のピークとなっています。

さらに日本に上陸した台風も見てみましょう。

参照:気象庁「台風の上陸数[協定世界時基準](2020年までの確定値)」より作成

台風の上陸は7~10月に集中しているのがわかります。

台風の発生数が多い時期ではありますが、どうしてこの時期にこれだけ集中するのでしょうか?

どうして7~10月に接近・上陸するの?

台風は太平洋上の高気圧の縁に沿った形で北上するルートを通ってきます。

夏場はこの太平洋高気圧の勢力が強いため大陸側を通るようになりますが、秋になり太平洋高気圧の勢力が弱まると、ちょうど太平洋高気圧の縁が日本列島付近になるため上陸しやすくなってしまいます。

 

さらには秋の偏西風に乗って速いスピードで北上するため、台風本来の風と偏西風による移動のスピードが重なってより一層風が強まってしまうのです。

 

このようなことから秋は台風が上陸しやすく、勢力が強い=災害に繋がりやすい状況にもなります。

 

台風被害を抑えるために

台風被害を抑えるためには、①正確な情報・最新の情報をチェックする ②風による被害を抑えるための備え の2点が大切です。

 

台風の進路予測は常に変化します。昨今の異常気象から進路予測の幅が大きくなったり予想進路をずれたりすることも多いです。

昨日と今日で情報が変わっていることも珍しくありません。

最新の情報を正しくキャッチできるように、気象庁や気象会社からの情報を得られる状態にしておきましょう。

 

そして台風の場合は雨による水害だけでなく強風による風害への備えも非常に重要です。

台風が接近してきたらベランダや玄関先など家の外にある植木鉢や自転車などは屋内に入れたり風で飛ばされないように固定するなどしましょう。

ちょっとした心がまえと行動が大きな防災減災につながります。

 

まとめ

今回は台風が秋に多い理由と備え方について見てきました。

秋は台風による災害が多発する時期です。

台風が接近してきたら、ご自身でできる範囲で被害を抑える行動を取るようにしましょう。

一人ひとりの行動が地域全体の被害を抑えることに繋がります。

 

 

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