成熟社会となった日本では、必要とするモノやサービスに満たされています。しかし、いざトラブルに直面すると、どのように解決するべきか、どの専門家に依頼するべきか、最善の対応策を知らない人が少なくありません。私自身、これまでさまざまな課題を乗り越えるべく自ら解決策を調べましたが、満足の得られる答えは見つかりませんでした。そんな状況を打破するべく、危機管理をベースとした総合コンサルティング会社を立ち上げたのが2016年のことです。
10期目を迎えた現在は「コンサルティングをもっと身近に」を理念に掲げ、法人や個人のお客さまが抱える課題に応じて、各種専門家と連携しワンストップで解決までのグランドデザインを描いています。課題によっては迅速な対応が鍵となり、対応が後手に回るとより根が深くなる傾向がみられます。そのため当社では、危機をあらかじめ回避するリスクマネジメントに、危機発生時の行動計画を策定するクライシスマネジメントを加えたエマージェンシーマネジメントに取り組んでいます。
顧問を務める法人のお客さまからの依頼で増えているのが、リスキリング導入です。苦情・クレーム研修、各種ハラスメント研修、管理職研修など、経験豊富な当社の社員が従業員向けに研修を開催。ほかにも、従業員のみなさまからのさまざまな相談(例えば資産運用、相続、各種ローン、空き家問題など)に応じる福利厚生サービスも好評で、今後はこれをパッケージ化して顧問先以外の企業にも提供をする予定です。
よく世の中では「失敗をおそれず挑戦しよう」といいますが、危機管理に取り組む当社は「失敗をおそれる気持ち」を大切にしています。失敗をおそれる気持ちを十分に理解することこそ、コンサルティングの本質です。さらに「いいものだから売れる」のではなく、「売れているものがいいもの」という考えも大切にしています。つまり答えは現場にあるということ。今後も消費者目線を大切にした「ジャストフィットコンサルティング」で、事業規模を拡大して参ります。「企業に就職する」「起業する」以外に、みなさんの将来の選択肢の一つに当社で「専門家として生きる」が加わるとうれしく思います。