資産形成と資産運用、どちらもよく耳にする言葉ですよね。
ではこの2つの言葉の違いはご存知ですか?
「そんなこと考えもしなかった」という方が多いのではないでしょうか。
今回は資産形成と資産運用の違いについて見ていきましょう。
資産形成と資産運用は意味が違う?
資産形成と資産運用は同じ意味だと思っていた!という方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際は似ているようで違う意味を持っているのです。
この2つの違いを理解し、それぞれ別で考えることで資産形成も資産運用も良い形でスタートできます。
ではそれぞれの意味をさっそく見ていきましょう。
資産形成は考え方
資産形成とは何かを調べると、「資産形成は積み上げること」「少ない資産を少しずつ増やすこと」といったことをよく目にします。「資産を形成=形作る」ことですから、確かにその通りですね。
ではその意味をより深掘りするとどうなるでしょうか?
たとえば何か形を作るためにはゴールのイメージが必要です。
絵を描く時も工作する時も「こんなものを作りたい」「こんなテーマで作ろう」とイメージがあり、そこに向かって仕上げていきませんか?
資産形成も同じです。
「最終的にこうなりたい」「このような暮らしをしたい」「こんなゴールを目指したい」というイメージがあって初めてスタートできます。
言い換えると、「考え」があるわけです。
この考えが資産形成の土台になっています。
「将来こうなりたい」という考えにより、資産を築くにあたっての大きな枠組みを作り上げる。
この考え方そのものが資産形成であると言えます。
資産運用は手段
一方の資産運用はどうでしょうか。
一般的には「既にある資産を増やすこと」と言われています。
そもそも運用とは「そのものの機能を生かして用いること」という意味があります。
そこから考えると資産運用とは「資産を生かしていく=育てる、増やす」という意味が強い言葉と言えます。
そこから深掘りをすると、資産を育てて増やすための手段にフォーカスしている言葉と言えるのではないでしょうか。
資産を今以上に大きくするためには株式や投資信託、不動産といったそれぞれの手段を用いますよね。
突き詰めると「手元の資産を大きくするための手段」が資産運用なのです。
資産形成があっての資産運用
資産形成と資産運用のどちらから始めるかという疑問については、資産形成が考え方・資産運用が手段と考えると、おのずと答えが見えてきます。
資産形成で「こうなりたい」という考え方を作り、そこに向けて資産運用による手段を選んでいく。
このことから、0からスタートする方には資産形成からスタートすることをお勧めします。
目指すべきゴールが定まらなければ、北に行けばよいのか南に行けばよいのか決められませんよね。
ゴールが定まって初めて一歩踏み出せます。
資産形成・資産運用も同じです。
資産運用を先に考え、色んな手段に手を出しても目指す先がなければ迷子になってしまいます。
一方、資産形成で土台となる考え方を固める、つまりゴールを明確にすることで効果的・効率的な手段が見つかり、ゴールまでの道のりも遠回りせず真っすぐ向かえるようになります。
まとめ
今回は資産形成と資産運用の違いについて見てきました。
これからお金を貯めようという方は、「貯めて何をしたいか?」をぜひ考えてみてください。
明確な考え方があなたの資産形成・資産運用をより充実したものにしてくれます。
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