「資産形成をしましょう」という声を年々多く聞くようになりました。
私たちも長年資産形成の重要性をお客さまにお伝えしていますが、
「そもそもなぜ資産形成が必要なのか」と疑問を持つお客さまが意外と多くいらっしゃいます。
お金は貯めるに越したことはない、だけが理由ではありません。
きちんとした理由を理解すると、資産形成に対する考え方がより腹落ちして長く資産形成を行えるようになります。
今回は資産形成がどうして必要なのか、その理由をお伝えしていきます。
理由1:人生には支出がついてまわる
生きていく以上、何かしら大きな支出に直面します。
よく言われているものが住宅・教育・老後。この3つは「人生の三大支出」とも言われています。
これらの資金は金額が大きくかかるため、直前で何とかなるものではありません。
予め準備しておかなければいけないため、資産形成を行っておく必要が出てきます。
☞三大支出の目安は? |
・住宅:約4,000万円(長野県平均) ・教育:一人あたり約1,000万円(幼稚園~大学まですべて公立、自宅通学の場合) ・老後:約2,000万円(夫婦2人、年金を除く不足額) |
※あくまで参考値です
結婚を機に住宅購入資金を貯め始める方は多いでしょう。
子どもが生まれれば子どものための教育費を積み立てる方もいるはずです。
仮に一生賃貸住宅、子どもは考えていないと思っているとしても、老後は誰にでも訪れます。
単身を謳歌してきた方も子育てを頑張ってきた方も、老後を楽しく自由に過ごしたいと思う方が多いはず。
そうなるとある程度の資金準備は必要不可欠ですよね。
こう考えるとどなたにもある程度の支出を念頭に置いて資産形成をしておく必要があることがわかります。
理由2:インフレで資産価値が低下する
資産形成といっても、普通預金できちんと貯蓄が出来ているから問題ないと思っている人は要注意。
なぜならそのままではお金はたまってもお金の価値は下がってしまうからです。
バブル崩壊から約30年間、日本は超低金利時代と呼ばれる時代を過ごしてきました。
若い世代の方は銀行にお金を置いて金利でお金が増える感覚がないかもしれません。
そして物価は上昇せず、デフレ=物価が下がる状態が続いていました。
しかし現状ではデフレを脱却しインフレに向かう兆しが見えてきています。
預金金利が低い状態でインフレが起こるとどうなるでしょうか?
手元のお金は増えないけれど、物の価格は上がっていきます。
見方を変えると手元のお金の価値が目減りしているのです。
仮に年間2%の物価上昇が今後10年続いたとすると、単純に計算して10年後は現在よりも20%物価が上がっていることになります。
裏を返せば10年後、お金の価値は20%下がっているのです。
このお金の価値の減少から大切な資産を守るためにも、お金を育てて価値を守る資産形成の視点が欠かせなくなります。
ポイントはコツコツ続けること
資産形成を頑張ろうと、いきなり全財産を運用に回すのは危険です。
資産形成ビギナーの方は、まずは無理のない金額から始めましょう。
小さな金額でもコツコツ積み重ねることで、将来大きな資産となります。
塵も積もれば山となる、焦らずゆっくり育てていきましょう。
まとめ
今回は資産形成の必要性についてご紹介しました。
「今は大丈夫」と思わず、将来のことを真剣に考えるきっかけとして資産形成と向き合ってみませんか?
長野の危機管理コンサルティングはフューチャー.ラボまで
皆さんの暮らしに潜むリスクを一緒に考えてみませんか?
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