大好きな「食」の道を究め続ける

津具屋製菓有限会社 堀竹 宏明

津具屋製菓 堀竹宏明

Q. どんなお仕事をされていますか?

メインはお菓子作りです。直営店での洋菓子作りを主に担当しています。レシピの考案もしますし、各店舗を回って技術指導も行っています。
専門学校の特別講師も務めているので、最近は教えることが増えました。どう言葉にしたら伝わるかが難しいですね。理論に基づいて考えられるように意識して伝えています。

現在はその他にも店舗の立ち上げや再編成も担当しています。お菓子を作るだけでなく、経営に近い部分も担うようになってきました。

Q. なぜこのお仕事を選んだのですか?

小さい頃からお菓子作りや料理が好きでした。子どもの頃に「きょうの料理」を見て、料理を作るのが楽しそうだと感じたことが始まりだったと思います。
中学に入ってからは親の代わりに僕がご飯を作ることもありました。それくらい料理に親しんでいましたし、何より楽しかったんですよね。

「食」に携わることが好きで、そういった仕事に就きたいと思い、洋菓子製造の求人が出ていた津具屋製菓に就職しました。

Q.仕事をするうえで大切にしていることは?

お客様の立場に立って物事を考えるようにしています。これはお菓子を作る時も商品開発の時も同じです。たとえば商品開発では、味だけではなく提供の仕方や食べていただく時のシチュエーションも考えて最終的な味や食感を決めていきます。

お客様の立場に立つということは、客観的に考えることです。主観的に物事を見るのではなく、客観的に見ることでお菓子の見え方が変わってきます。そうやって作るお菓子はどれも全力で作り上げるので、そのお菓子をお客様に喜んでいただけるととても嬉しいですね。

Q.1日のルーティンを教えてください

欠かさずやっているのは、一つの手帳にスケジュールやタスクを記録し、それを確認してから1日を始めることです。最近は管理の仕事もあるので、製造現場で一日の作業を確認し、現場リーダーに指示をだすこともしています。
製造が終われば事務処理に移ります。翌週の予定や在庫の確認など、生産管理が行う仕事ですが自分でも確認しておき、そのうえで生産計画を立てています。

さらには経営に関する部署でのミーティングなど、今はお菓子作りと管理業務・事務処理が5対5くらいの割合で業務を進めています。細かいところまで行くと本当に色々な仕事に携わっているので、整理するためにも手帳の記録は大切ですね。

一問一答

・休日の過ごし方は?

趣味の釣りに出かけたりします。他にも家が農家なので夏場は家庭菜園、秋は山に入って半日ぐらい山登りをしたり、キノコ狩りを楽しんでいます。季節ごとに楽しめることを楽しんでいます。

・今の仕事をしていなかったら何をしている?

昔から絵を描くことが得意だったので、もしかしたら画家になっていたかもしれないですね。
あとは、お菓子だけでなく料理全般が好きなので、居酒屋なんかをやるのも面白そうです。

・今欲しいもの/マイブームは?

寿命を迎えている家電がちらほらあるので、家具家電がほしいです。特にオーブンレンジがすぐエラーになってしまうので、新しいのが欲しいですね。

・子どもの頃の夢は?

料理人でした。今はお菓子作りだけだから、半分叶っているようなものですね。お菓子以外の料理人も目指したいです。

・疲れた時のリフレッシュ方法は?

趣味が仕事のようなものなので、お菓子を作っているときは疲れないです。体力的に疲れたら近くの温泉に行きます。この辺りの地域は各市町村に必ず1つは温泉があるので、それは嬉しいです。
最近はサウナに入れるようにもなったので、サウナで汗をかくのも気持ちが良いです。

・座右の銘は?

継続は力なり

プロフィール

長野県高森町出身。

大阪の製菓専門学校を卒業後、津具屋製菓に就職。工場勤務の後、洋菓子を中心に販売する直営店でお菓子作りを担当。その後、新規店舗の立ち上げも担当。現在は直営店の指導の他、本社で経営品質向上に向けた業務にも携わっている。

Top