-子どもたちにとって「一番近い他人」でいること
子どもたちとの距離感はとても大切にしています。私たち塾講師は、子どもたちにとっては他人です。しかし、他人だからこそ話せることや相談できることもあるのではないかと思っています。例えば、学校で友達とトラブルがあっても、先生や親にはなかなか言いづらい、なんて経験は誰でもあるのではないでしょうか。近すぎる人には言えないけど、塾の先生くらいの距離感だったら言えることもあるはずです。
子どもたちにとって一番近い距離にいる他人であることで、子どもたちの支えになれるよう意識しています。これは私個人だけでなく就英という塾そのものがそういうところなのだと思います。言葉だけでなく、本当に生徒一人ひとりに向き合い、全力投球しています。
また、保護者の方々にとっても、そんな存在になれるよう意識しています。例えば、ママ友同士で子育ての話や家族の話はしても、子どもの勉強のことや成績のことは話しづらいものだと思います。でも、人生の中の通りすがりの他人だったら「困った!」と言えるのではないかな、と。人と全力で向き合うので苦しいこともたくさんあります。でもそれ以上に面白いことがあります。
-「経験」を伝える
「先」に「生」きる者として、伝えられることは伝えていきたいと思っています。
学生の頃は分からなくても、大人になって分かることってたくさんありますよね。私自身、中学生になっても世の中に関心はなかったですし、何に興味を持てばいいか分かりませんでした。「あの時もっとこういう勉強をしていたら」「学生のときにこれを知っていたら」といった経験を踏まえて、何を知るべきなのか、興味を抱くきっかけを教えるようにしています。
-感情的にならない
子どもたちを指導する立場ですから、当然叱らなければいけない場面もあります。そのときに感情的にならないように常に気を付けています。こちらが感情的に怒っても、何の解決にもなりません。そうではなく、何がいけないのかを冷静に整理して伝えるようにしています。
また、授業中に叱ったとしても、最後には必ず笑顔でその日の授業を終えたいと思っています。次に塾に来るとき、フラットな気持ちでまた来てもらえるように心がけています。