「塾講師」だからできる支えと指導を大切に

株式会社就英学園 塾講師 丸山 睦美

学習塾就英 丸山睦美

Q. どんなお仕事をされていますか?

小学生・中学生・高校生を対象とした学習塾で塾講師を務めています。

塾講師は、「分かった」を提供する仕事だと考えています。子どもたちが「分かった」を得るためには、まず「分かりたい」という知的好奇心を抱くことが大切です。もともと「分かりたい」と思って来ている子は良いですが、そうじゃない子の気持ちをこちらに向けるのは簡単なことではありません。学習指導を通していろんな会話をして、そこから関心が広がり、自分の未来を考えるきっかけになってくれたらと思います。

「分からない」を一緒に探し、一緒に考える。そんな仕事をしたいと思っています。

Q. なぜこのお仕事を選んだのですか?

小さい頃は色んな職業に憧れる子どもでした。そんな中、中学生のときに通っていた塾の先生との出会いが私の進路を大きく決定づけました。その塾には何人か先生がいましたが、その中に一人、とても分かりやすく教えてくれる先生がいたんです。他の人たちには、なんてことない先生だったかもしれませんが、私はその先生のおかげで「分かった!」という感覚を知りました。

そこから、私も「分かった」を誰かと共有したいし、提供したい。そういう立場になりたいという思いが強まっていき、大学進学のときにはこの道に進むことを決めていました。

Q.仕事をするうえで大切にしていることは?

-子どもたちにとって「一番近い他人」でいること

子どもたちとの距離感はとても大切にしています。私たち塾講師は、子どもたちにとっては他人です。しかし、他人だからこそ話せることや相談できることもあるのではないかと思っています。例えば、学校で友達とトラブルがあっても、先生や親にはなかなか言いづらい、なんて経験は誰でもあるのではないでしょうか。近すぎる人には言えないけど、塾の先生くらいの距離感だったら言えることもあるはずです。
子どもたちにとって一番近い距離にいる他人であることで、子どもたちの支えになれるよう意識しています。これは私個人だけでなく就英という塾そのものがそういうところなのだと思います。言葉だけでなく、本当に生徒一人ひとりに向き合い、全力投球しています。

また、保護者の方々にとっても、そんな存在になれるよう意識しています。例えば、ママ友同士で子育ての話や家族の話はしても、子どもの勉強のことや成績のことは話しづらいものだと思います。でも、人生の中の通りすがりの他人だったら「困った!」と言えるのではないかな、と。人と全力で向き合うので苦しいこともたくさんあります。でもそれ以上に面白いことがあります。

 

-「経験」を伝える

「先」に「生」きる者として、伝えられることは伝えていきたいと思っています。

学生の頃は分からなくても、大人になって分かることってたくさんありますよね。私自身、中学生になっても世の中に関心はなかったですし、何に興味を持てばいいか分かりませんでした。「あの時もっとこういう勉強をしていたら」「学生のときにこれを知っていたら」といった経験を踏まえて、何を知るべきなのか、興味を抱くきっかけを教えるようにしています。

 

-感情的にならない

子どもたちを指導する立場ですから、当然叱らなければいけない場面もあります。そのときに感情的にならないように常に気を付けています。こちらが感情的に怒っても、何の解決にもなりません。そうではなく、何がいけないのかを冷静に整理して伝えるようにしています。
また、授業中に叱ったとしても、最後には必ず笑顔でその日の授業を終えたいと思っています。次に塾に来るとき、フラットな気持ちでまた来てもらえるように心がけています。

Q.1日のルーティンを教えてください

学習塾は昼過ぎから仕事なので、午前中はプールに行ったり温泉に行ったりしてから出勤しています。

学校終わりの子どもたちに授業を行い、子どもたちと話をしたり細かな仕事を片づけたりして、気が付くと23時を回っていることも多いです。

一問一答

・休日の過ごし方は?

休日も平日とそんなに変わらないかな?

・今の仕事をしていなかったら何をしている?

何をしているというより、お医者さんになってみたいかも…”今”思うと…思うだけね(笑)

・今欲しいもの/マイブームは?

欲しいものは、スポーツジムにあるような本格的なトレッドミル。
マイブームはピラティス。友達の友達が卒業生のお母さんで、その方がインストラクターをしていて教わっています。つまり今度は私が生徒です(笑)。人の繋がりとは面白いですよね!楽しいです。

・子どもの頃の夢は?

小さい頃、若い叔母たちにくっついて行っていた、昼は喫茶店・夜はピアノBARという、なんともお洒落でかっこいい場所がありました。叔母たちの横でカウンターの椅子に座り、足をぶらぶらさせながら「大きくなったらココで働く!!」という野望を抱いていました。

・疲れた時のリフレッシュ方法は?

「疲れた~」と言いつつ、むちゃくちゃしゃべる!

・座右の銘は?

いつも”今が一番”であるように生きる!

学習塾就英 丸山睦美

プロフィール

長野県出身。

塾講師になる夢を叶えるため、東京の大学へ進学。卒業後長野に戻り、塾講師としてのキャリアをスタート。全科目を担当し、生徒に寄り添う指導を20年以上続けている。

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