大国屋は精肉卸店ですが、そこでお肉を切る仕事をしています。チルド・冷凍、牛・豚・鶏など関係なくカットすることが仕事です。
同じ牛肉・同じ部位でも、お客様が求める切り方は異なります。例えば「このお客様がすき焼き用に買われるときはこの厚さ」などです。お客様に合わせたオーダーメイドのカットを行ううえ、触りながらカットの厚さを見ることもあるので、簡単にカットを誰かに代わってもらうことができません。こういった感覚的な部分やお客様ごとの細かな部分は引き継ぎが難しいのですが、それでも後輩に伝えていくことも考えなければいけません。後輩たちにしっかり引き継いでいくこともこれから大切な仕事になると思っています。
また、機械のメンテナンスも担当しています。
もともと食品機械のメーカーに勤めていたこともあり、機械の調整は対応できるのです。機械のメンテナンスもできるスライサー(お肉を切る人)はあまりいないのではないでしょうか。切る側の視点もメンテナンス側の視点も理解しているので、どうやったらきれいに切れるのか、切りやすくなるポイントなどを把握して改善できる点は自分の強みだと思います。
お客様の求めるカットを提供し、大国屋のファンを支えている仕事をやっていると思っています。