-裏表のないクリーンな職場を
私が新卒で入った会社はかなり厳しいところでした。朝早くから働き、夜遅くまで練習や会議が続き、フラフラになりながらまた朝早くに出勤する。私はグループでもトップの売上を上げていましたが、評価されることもありませんでした。その後、20代後半で独立したときには「美容師=きつい」という概念を覆すお店を作ろうと心に決めて、今も大切にしています。例えば今でも休憩時間を十分に取れず、狭い休憩スペースで急いで昼食をとる会社もあります。そうではなく、広い休憩室で十分な休憩時間をとれるようにしていますし、大型連休や盆正月をお休みにしてしっかり休めるようにしています。また、売上のノルマをなくして社内の雰囲気が明るくなるようにすることで、業界に対する「厳しい・つらい」といったイメージを覆していけるような取り組みをしています。お客さまだけが笑顔になるのではなく、働いているスタッフもいつも笑顔で仕事ができる、そんな裏表のないクリーンな職場環境づくりは大切にしています。
-誰よりも自分自身がおしゃれであり続ける
美容師というのは誰よりもおしゃれでいないといけないと思っています。自分自身がおしゃれであり続けることが、お客様の憧れや信頼につながりますし、何より周りを元気にする力にもなります。私は今40半ばですが、それでも人気を維持するために今の流行をチェックしたりしながら常におしゃれでいつづけています。時には髪の毛を虹色にすることだってあります。首都圏に行くと「長野にこんな人がいるんだ!」と驚かれることもありますが、それで全く構わないのです。誰もが振り向くくらいになりたい。そんな私の姿が長野を明るく元気にすることにつながると信じています。