株式会社フューチャー.ラボ 経営戦略部 主任 戦略立案担当 濵西信之介
フューチャー.ラボはコンサルティングの会社ですが、その中で私は「戦略立案担当」というポジションで仕事をしています。
弊社では企業のコンサルティングをプロジェクトと称していますが、各プロジェクトにおいてメンバーが最高のパフォーマンスを発揮できるよう戦略を立てるのが私の仕事です。
弊社の場合、ひとつの企業において複数のプロジェクトが並立しているケースが多くあります。これらに対して、基本的にプロジェクトごとに3名前後のチームを組み、各チームのリーダーがそれぞれ責任を持つという体制を取っています。
私達はプロフェッショナルとして経営者の方々から依頼をいただいていますから、常に顧問先に対して最高のパフォーマンスを発揮する義務があります。しかし当然ながらコンサルタントごとに得意分野が異なるので、そのままではチーム間でのバラつきが出てきてしまいます。そこで全プロジェクトの状況を横断的に把握し、他のチームの良い面を共有することで提供価値を底上げすることが私の一つ目のミッションです。
また、戦略担当として「プロジェクト間の相乗効果を高める」施策を立案することも大切な仕事です。
弊社は特定の専門分野にこだわらない総合コンサルティングを行っており、コンサルティング先企業の業種も多岐にわたります。例えば輸入車販売ディーラーや老舗和菓子メーカー、宿泊施設、学習塾といった具合です。一見するとそれぞれ無関係なようですが、実は問題を深掘りしていくと真の原因が似通っているということが結構多いんですね。
そのような場合には私がチームを超えて状況を共有し、一緒になって対策を検討していきます。
私は前職で新規事業担当として勤めていましたが、長野に来たのは元々インターンでした。ところがそのインターンは半年の予定だったはずが、気が付いたら正社員になり一年半が経ち、そろそろ地元の埼玉に帰ろうかと考えていました。
そんなタイミングでフューチャー.ラボに勤めているスタッフから声がかかり、以前から興味があったコンサル会社に転職しました。当時は法人コンサルの拡大期で、2022年現在まで契約が続いている大手顧問先のプロジェクト立ち上げにも参加しました。
そして2022年から戦略立案担当のポジションに就いています。
メンバーのリーディングは常に意識して行っています。弊社のメンバーは皆個性豊かなので、それぞれの得意不得意を理解し、実力を発揮してもらうことが重要です。
ありがたいことに多くの企業コンサルティングを請け負わせていただいていますが、こちらの人員は限られています。そうなると、「今いるメンバーで課題をどうやってクリアしていくか」を考えなければいけません。
その時に、メンバー毎の適正に合ったタスクの割り振りを意識しています。
また、各プロジェクトを単体で考えるのではなく、「相乗効果を高めて互いにより良くなる方法はないか」を考えるようにしています。社内で進行しているプロジェクトの全体像を俯瞰的に眺め、点と点をつなぐような作業です。
コンサルティング先からは様々なお困りごとを投げられますが、それだけに応えては単なる御用聞きになってしまいます。そうではなく、「我々が本当に解決すべき課題は何か」を見極め、問題設定と解決への道筋を作ることが重要です。
その中にはプロジェクト間での連携によって見えるもの、解決できるものが多くあります。
こうした視点を自分自身で持ち続け、またメンバーにも持ってもらい、積極的な問題設定と解決策の提示ができるようサポートすることも大切な役割だと思っています。
日によってスケジュールは異なりますが、大まかには以下のスケジュールで過ごすことが多いです。
・午前:各プロジェクトメンバーとのミーティングを実施、提案内容を検討
・午後:コンサルティング先企業を訪問 経営者や担当メンバーとのミーティング
訪問前の事前準備は大切ですが、8割程度にとどめるようにしています。こちら側で決めすぎず、先方の意見を尊重したい気持ちがあるからです。
実際に訪問して話をしていく中で、残りの2割を微調整しながら埋めていくようにしています。
弊社は土日休みですが、土曜日は半日寝ています。しっかり寝て、平日の疲れをリセットします。
その後はソフトテニスをやることが多いです。学生時代にやっていたのですが、最近また始めました。
やれるエネルギーがあるかはわかりませんが、バックパッカーでアジアの国を周ったり、ワーキングホリデーでオーストラリアやカナダに行き、仕事をしながら海外の観光を楽しみたいですね。
長野に来たのも、ワーキングホリデーの縮小版と思ったのがきっかけです。
今はソフトテニスですね。久しぶりにはまっています。
現役時代のように体は動きませんが、スポーツをしていると余計なことを考えなくて済みますし、頭も体もリフレッシュできて気持ち良いです。
実は子どもの頃から夢を聞かれると困っているタイプだったんです。
記憶に残っているのは、小学2年生の保護者参観の時になぜか「大学教授になりたい」と言ったことは覚えています。
多分、好きなことを追求したいという気持ちがあったのだと思います。
疲れたときはやっぱりスポーツです。
あとは、たまにですが温泉にもいきます。
長野は近場に色々温泉があって良いですよね。ゆっくり入ると疲れが取れます。
座右の銘というか、自分の名前は大切にしています。
「信」は信じるや信念。
「之」は歩みという意味があります。前進するなど、ポジティブな意味が込められています。
「介」は介護などにも使われているように、人を助ける、あるいは人を介するという意味です。
これらの文字に込められた意味を大切にして行動するようにしています。
埼玉県出身。
全日制大学を中退し、通信制大学への進学と並行して20歳の時に就職。教育・地方経済・労働をテーマに深堀をしようと決めて長野に移住。
前職では講演会の企画運営や農業法人の立ち上げを行い、2019年7月にフューチャー.ラボに入社。
金融事業部立ち上げ支援、製造業メーカーの労働環境改善、学習塾売上拡大支援等の法人コンサルティングや輸入車ディーラーの企業研修などを担当。