資産形成と聞いて、こう感じたことはありませんか?

資産形成って難しそう・・・何から始めれば良いんだろう?



資産形成って実は”お金の増やし方”ではなく、「これからの人生をどう生きたいか」を考えることから始まる、大切な“考え方”なんですよ
資産形成を考えることは「人生そのもの」を考えること。
少し壮大な話に聞こえるかもしれませんが、とても大切なことです。
今回は資産形成の基本からはじめの一歩を踏み出す方法までわかりやすくお届けします。
このコラムを読んで、理想の人生に向かって歩き出しましょう!
資産形成ってなに?考え方と手段を切り分けよう
「資産形成」と聞くと、株や投資信託などでお金を増やすことをイメージされる方も多いかもしれません。
ですが、私たちが考える資産形成とは、「将来どう暮らしたいか」「どんな人生を送りたいか」を描き、それに向かって備えていくという“考え方”そのものです。
よく似た言葉に「貯金」や「資産運用」がありますが、それぞれ意味が異なります。
- 貯金:お金を貯めること
- 資産運用:お金を増やすために株式や投資信託などの手段を活用すること
- 資産形成:どのような未来に向かって、どのような選択をするのかを決める考え方
たとえば、NISAやiDeCoといった制度はとても便利ですが、それはあくまで手段。
はっきりした目的がないまま始めると「とりあえず始めてみたけれど、続かなかった…」ということになりかねません。



お金を貯める「箱」をつくることがゴールではなく、その箱を「なぜつくるのか」「何のために使うのか」を考えることが資産形成の第一歩です
資産形成を通して人生を考えることで、あなただけの「軸」が生まれます。
その「軸」があってこそ、貯金や資産運用も本当の力を発揮してくれるのです。
「貯金」と「預金」の違いって?
「貯金」も「預金」も、お金を貯めることを意味します。しかし使うシーンが少し違います。
- 貯金:ゆうちょ銀行やJAバンクなどにお金を預けることや、貯金箱などで現金を貯めることを指します
- 預金:銀行や信用金庫、信用組合などの金融機関にお金を預けることを指します
また、似た言葉に「貯蓄」がありますが、「貯蓄」は預貯金を含め、持っている金融資産全体のことを指します。
資産形成を始める前に知っておきたい3つの準備



資産形成って考えることがたくさんありそう。何から始めれば良いの??
考えることが多いと感じたり、「しっかり準備して始めないと失敗しそう」と不安に感じるかもしれません。
でも大丈夫。まずは3つのポイントをチェックして、資産形成の準備を始めましょう。
1. 目的を明確にする-何のために、お金を備えるのか
今から資産形成を始めるなら、どこに向かって始めるかを決めておくことが大切です。
人生には色々なイベントがあり、お金もかかります。
老後は月いくら必要だろうか?子どもの教育費はいつまでにどのくらい用意しておくと安心か?
など、できるだけ具体的に、できれば数字で考えましょう。
これがあなたの資産形成の出発点になります。



何から考えれば良いかわからない時は、あなたが「大切にしたいこと」を思い浮かべてみてください。そこにヒントがあるはずです
2. 今の自分を知る-収支と資産の「見える化」
あなたの毎月の収入と支出はいくらですか?
貯金はどのくらいできていますか?自動車や住宅のローンは?入っている保険は?
ざっくりではなく、可能な限り詳しく書き出してみましょう。
今の自分の現状をきちんと知ることが、無理のない計画を立てるカギになります。



見える化をしておけば、家計の見直しもスムーズにできそう!やっておいたら一石二鳥ね!
3. 制度や選択肢を知る-”使える味方”を選ぶ視点を持つ
iDeCoやNISAなどの制度は、正しく理解して活用すると力強い味方になってくれます。
一方で、それぞれにメリット・注意点があるからこそ、自分に合った選択をすることが何より大切です。
そのほかにも資産形成を行う手段はたくさんあります。
様々な制度や手段を知ることで、自分の中の選択肢を増やしておくことがポイントです。



選択に正解・不正解はありません。複数の手段を選択してもOK。大切なのは目的を達成することです!
ここまでの3つの準備ができれば、資産形成はもうスタートです!
次は、スタートした資産形成を続けるためのコツをチェックしていきましょう。
無理なく続ける!資産形成を習慣化する3つのコツ
資産形成はマラソンのようなもの。
スタートは勢いがあって頑張れるけど、その気持ちをずっと持ち続けるのは難しいものです。
そこでポイントなのが、習慣にするという考え方。
毎日の生活の一部にして、「頑張らなくても続けられる仕組み」を組み立てていきましょう。
1. 自動積立を取り入れる-勝手に積み上がる仕組み
資産形成初心者さんには、口座からの自動引き落としなどを活用した、給与からの先取り貯蓄がオススメ!
意識しなくても自動的に貯蓄にまわっていくので、「気づいたらこんなに育っていた!」なんてことも。
貯蓄に回す分を先取りするので、「今月は貯蓄分を残せなかった」となる心配もありません。
2. 少額から始める-無理をしないから、続けられる
目標までの金額が大きいからと、給料の半分を貯蓄に回すような極端な資産形成はNG。
未来のゴールは大切ですが、今目の前の生活も同じくらい大切です。
まずは毎月数千円からのスタートでもOK。「できる範囲でコツコツと」が一番の近道です。



まずは少額から始めて、余裕ができたら徐々に資産形成に回す金額を大きくするのも良いですよ。最初から無理をしないのが一番大切です
3. 長い目線でゆっくり育てる-目先の動きだけを気にしない
短期間で成果を出そうとするとリスクが大きくなるので注意が必要です。
資産形成は基本的にじっくり時間をかけて育てるものだと思いましょう。
資産形成を行っている間は様々なことが起こります。
元本保証されていない手段を選んでいると、時には資産が小さくなってしまうことも。
そんなときも一喜一憂せず、長い目線で育てましょう。



ツイている日があればツイていない日もあるもんね。そのくらいの気持ちで資産形成も考えておけば良いのかも
まとめ:資産形成は、自分を知ることから始まる
資産形成は、情報を集めることや制度を使いこなす前に、「自分自身と向き合うこと」から始まります。
「何のためにお金を備えるのか」という軸がはっきりしていれば、資産運用という手段も、ぶれずに選べるようになります。
今回は、資産形成の考え方・準備・続ける工夫までをお伝えしました。
どれも、無理せず自分のペースで取り組めることばかりではないでしょうか?
まずは、自分の「目的」をひとつ言葉にしてみてください。
もし考えるのが難しいと感じたら、私たちのようなパートナーと一緒に、一歩ずつ進んでいくのも良い方法です。
資産形成は、誰でも今日から始められる「自分と向き合う第一歩」。
未来の安心のために、今できることを少しずつ始めてみませんか?